今月の「三島さくら」の障害者の方々は、「箱根園芸福祉の森」(法生寺)で散策、ということで箱根の山にやってきました。
梅雨の最中、あいにくの雨で散策は無理ということで、急きょお昼を食べるテーブルの花を生けることにしました。
お堂の周りを回って花材を集めます。ミヤコワスレやガクアジサイ、ユキノシタ、ドクダミが咲いています。珍しいものではナツロウバイも。
増田さんは生真面目にはさみで一本一本丁寧にトクサを切ってくれました。アヤカさんはナツツバキの花を拾って洗ってくれました。
幻想的な霧の山、普段味わえない光景に、この時期の選択も悪く無かったと思います。
木々が雨にぬれて生き生きしています。
部屋に入り、今日は器作りから始めます。ペットボトルに両面テープを貼り、アオキやアジサイ等の葉を貼っていきます。その上をヒメコウゾの樹皮で作った紐で縛り、器の出来上がり。
あらかじめ準備しておいた、カルミア、オオキンケイギクなどの花が加わり、素敵なオンリーワンのフラワーアレンジメントになりました。
増田さんは、自分で採ってきたトクサをつなげて花敷きにしました。ホオノキやヤツデ、イヌガンソクの葉を敷いた方もいました。まわりにナツツバキの花を散らして・・・。
おしゃれなテーブルになりましたよ
そして、みなさん自分で生けた花を前にしてお昼ご飯を食べました。
心配した雨でしたが、大いに楽しむことが出来、花もしおれることなく生けられてよかったです。
施設長のOさんの何よりここに来られたことがよかったです、という言葉が嬉しかったです。そして、Oさんの声かけに、みんなが「また来た~い」と手を挙げていました。
是非また来てくださいね。