植物の話
2012年08月15日
キツネノカミソリとガガイモ
久しぶりに散策に出かけたところ、色々な植物に出会いました。
ヒガンバナと同じ種類のキツネノカミソリもその一つ。
たくさんの花を見かけましたが、葉がありません。
葉の形がカミソリに似ているからということで、キツネノカミソリという名前になったのに、葉を見ることができません。
それもそのはず、春先に出てきた葉は、花の咲くころには枯れてしまうのです。
では、その仲間のヒガンバナはどうでしょう? やはり花の咲く時は葉がありませんが、こちらはそのあとに葉が出てきます。夏草との競合を避けて、太陽の光を浴びているのでしょうか?
ヒガンバナの花が終わった後、気をつけていると葉っぱがでてきますよ。
こちらの花はガガイモの花。
何と素敵な花でしょう!
虫だって誘われてやってきます・・・
花びらはフェルトのような質感。そして中央にとび出しためしべ。
ルーペで覗くととてもきれいです。
厚みのある花びらの中から透明感のある白いずい柱がとび出しています。
花の仕組みを知るとまたまたびっくりですが、難しいことは抜きにして、自然の造形に脱帽。
このずい柱の先、みんな少し曲がっています。これがなんともまた素敵です